デジタル採点ソフトの導入を検討しているならシステム環境に注意が必要です。使用したい環境に合っていないと、導入後の負担が大きくなり、意味がなくなる恐れがあります。システム環境とは、どのように使えるようにするかということです。一般的には使用するPCに直接インストールするタイプがあります。
この方法は個人で使う分にはとても便利で、オフラインでも使えることがメリットの一つです。ただしデータの共有にコピーなどの手間がかかることと、データをPCに保存するため、紛失や滅失などの恐れがあります。またアップデートなどの対応も個人任せになってしまいます。デジタル採点ソフトでデータの共有を考えるなら、オンプレミス型かクラウド型に分けられます。
オンプレミス型は内部で管理しているサーバーにインストールして、ネットワークを介して利用するタイプです。データの保管が一箇所で済むことや、アクセス権の管理で接続する人を限定すればセキュリティーを確保することができる点がメリットです。デメリットとしては、システムの管理を自社で行わなければならない点です。クラウド型のデジタル採点ソフトは、社外のサーバーに存在しているものを利用します。
利用する人をIDなどによる識別で制限可能です。インストールという概念がないため、契約したらすぐに使い始めることができます。ソフトの更新などは全て自動で行われます。契約数によって費用がかかるので、利用者数によってはコストが嵩みます。